はじめに
最近気になった4機種を試聴しました。
タイトルの通り10分~15分程度の試聴の感想ですので、あまり真に受けないことを推奨します。
記事内のGood Point=”私の好み”、 Bad Point=”私は苦手”くらいに捉えてください。
TANCHJIM ORIGIN
Good Point
- 全体的に音のバランスが良いが、少しだけ中低域にフォーカスされているような音作りに感じた。
- ダイナミックドライバー単発らしい繋がりの良さが好印象。
- 明るめの音色で、楽器・ボーカルともには音の輪郭が綺麗にわかるがボーカルは若干遠く感じた。
- 解像度は高く、中高域ははまるでBA基のような繊細さも感じる。
- 音場広め。
BadPoint
- 装着感に少し課題があるが、イヤーピースで改善できる可能性はある。
- 遮音性は普通。
- エアホールの位置が上なのが精神衛生上気になる。
総評
価格以上のクオリティを感じるとともに、オリジナリティのある音作りを感じた。
更にノズル変更により遊びの余地があるため、欲しい。
Tipsy Dunmer Pro4
Good Point
- 低域は溜めてから出すような骨伝導っぽい?独特のまとまりがある。
- 装着感が良い。
BadPoint
- 高域は一聴するとよく出ているように感じるが聴き込むと結構あっさり(線が細い)。
- 筐体・デザインが価格からするとややチープ。
- 中~低域の反応(スピード感/ストップ感)が遅く、ややもたつきを感じる。
総評
今のところ、購入は無い。
SIVGA Nightingale
Good Point
- 最初はスカスカのようにも感じたが、ヘッドホンのような鳴りで温かみのある広い音場。
- プラナードライバーの特徴を引き出したオリジナリティのある音作り。
- 高域の抜けよく広い音場が気持ちいい。
- 男女問わずボーカルが気持ちよく伸びて主張してくるため、歌モノに向いているように感じる。
BadPoint
- 装着感にだいぶ課題があるが、イヤーピースで改善できる可能性はある。
- 外音遮断性が低い。装着感に起因するものであればイヤーピースで改善できる可能性があるが、構造上の問題の可能性もある。
- 低域は添えるだけ。量感はない。
- 上流に強く音質が依存する。
総評
オールラウンダーではないがピーキーで、あまり代えのない音作りのため非常に欲しい。
勢いで買いそうになったが、幸いなことに在庫がなかった。
Acoustune HS1300SS
Good Point
- 横に音場が広く、広がりを感じられる。
- 左右の振りが明瞭で気持ちが良い。
- 金属筐体で無骨な感じなのに装着感が良い。
- DDらしく繋がりが良いが、流行りも意識されていてメリハリがある。
BadPoint
- 高域の伸びが少ない。
- 縦の音場は狭め。
- ボーカルがやや埋もれるように感じた。
総評
明らかに価格以上のクオリティを感じるため、単体で見れば十分購入候補だが・・・。
Acoustuneの上位機種(SHO/SHO Mk2)が完全上位互換なので悩ましい。
結局上位機種が欲しくなりそう。